【スプレッドの罠に注意】XMTradingZero口座超入門まとめ~メリットデメリットも分かりやすく解説~

XMTradingのリアル口座は3つあり、トレーダーのスタイルに合った口座を選ぶことができます。
今回は3つの口座のうちスプレッドが最も狭い「Zero口座(ゼロ口座)」ついて解説していきます。
本当にZero口座はスプレッドがこんなに狭いのか?
それにはちゃんとした理由と知っておくべき手数料があります。
Zero口座の主な特徴やスタンダード口座との比較、Zero口座の分かりづらい部分も踏まえて解説していこうと思います。
なお初心者向けなので難しい用語は控えめに書いていこうと思います。
他の2つの口座開設についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
XMTradingのスタンダード口座のメリットとデメリットの特徴をざっくり解説
XMTradingマイクロ口座超入門まとめ~メリットデメリットも分かりやすく解説~
目次
Zero口座の特徴
Zero口座はスタンダード口座やマイクロ口座と比べて圧倒的にスプレッドが狭いというメリットがあります。
デメリットもあるのですが、まずはZero口座の主な特徴について解説していきます。
スタンダード口座と比較して違いがあるものは赤くしています。
内容 | 詳細 |
レバレッジ | 1~500倍 |
1ロットの通貨単位 | 100,000 |
スプレッド | ドル円で約0.1銭程度 |
手数料 | あり |
最大ポジション保持数 | 200 |
取引可能最小ロット数 | 0.01 |
取引可能最大ロット数 | 50ロット |
最低入金金額 | 100ドル |
XMP対象 | なし |
取扱可能通貨ペア | 56種類 |
マイナス残高リセット | あり |
ボーナス利用 | 原則不可 |
初回口座開設13000円ボーナス | キャンペーン対象 |
※2021年2月現在
スタンダード口座とマイクロ口座はそこまで違いがないのですが、Zero口座とひかくするとかなりの違いがあります。
では上記の内容を解説とともに見ていきましょう。
レバレッジ
レバレッジとは自分の残高に倍率を掛けてより高額の取引を行うことができるものです。
得られる利益が増える半面、失うリスクも増えるハイリスクハイリターンなものとなります。
Zero口座では1倍から最大500倍までレバレッジを設定できます。
スタンダード口座やマイクロ口座はレバレッジ最大1000倍なので多少低めとなっています。
しかし残高が2万ドルを超えるとレバレッジは200倍までとなり、10万ドルを超えると100倍までに制限がかかりますのでご注意ください。
残高によるレバレッジ制限は他2口座と同様です。
要は残高が多いほど選べるレバレッジは低く設定されます。
レバレッジの詳細についてはこちらの記事を参照ください。
XMTradingのレバレッジ1000倍で必要なお金を計算してみた(最低限必要な証拠金など)
1ロットの通貨単位
ロットとは取引の単位のようなもので、Zero口座では1ロット10万通貨が基本となります。
つまり1ロットで取引を行うということは、10万分の通貨を売買するって意味になります。
なおZero口座はスタンダード口座と同様の通貨単位です。
ドル円で言うと、1ロット売買する場合は1000万ドルと売買するという意味になります。
スプレッド
Zero口座の最大の特徴といえるのがこのスプレッドの狭さです。
スプレッドとはFX会社、今回だとXMTradingに支払う手数料のようなものと考えて頂ければと思います。
商品の売買の注文を行った際にあらかじめFX会社に手数料を支払ったうえでの取引開始となるので、ポジションを持った直後は必ずマイナス収支からのスタートとなります。
スタンダード口座だとドル円で平均約1.6銭程度、通貨ペアによって異なります。
※XMTradingのスプレッドは変動制を採用しているので相場が激しい場合などにスプレッドが広がってしまう場合もあるのでご注意ください。
日本国内のFX会社よりスプレッドは広めですが(日本だと1銭以下が多いです)、マイナス残高リセット(後述)などがあるので、これを広いと判断するかはトレーダー次第かと思います。
Zero口座ではスタンダード口座やマイクロ口座に比べて極端に狭く、ドル円で0.1銭程度しかありません。
これだけならZero口座一択だと考えるかと思いますが、そんな甘い話はありません。
Zero口座では他2口座にはない手数料が存在します。
手数料についてはこの後解説していきます。
手数料
手数料とはスプレッドと似たようなもので取引をする際に支払う手数料です。
難しい話を避けて話せば、スプレッドも手数料も同じようなもので、どちらも取引の際にXMTradingに支払うと考えてもらえればと思います。
手数料を具体的に説明すると、手数料は発注時(ポジションを持ったタイミング)と決済時に発生し、10万ドルの取引に対して往復で5ドル×2=10ドルの手数料が発生します。
つまり1ロットの取引で10ドル手数料が引かれる計算になります。
(正確にはプラットフォームMT5利用時は発注時と決済時で片道5ドルずつ差し引かれ、MT4利用時は発注時に往復分の10ドルがまとめて差し引かれます。)
Zero口座はスプレッドが小さいものの、この手数料が発生するデメリットがあります。
スプレッドが狭いからと言ってZero口座で口座開設するとこういう罠があります。
スタンダード口座で1ロット取引を行うとドル円だとスプレッド約1.6pipsなので1600円程度かかります。
Zero口座だと往復の手数料10ドルとスプレッド約0.1pipsなので大体1200円程度。
※1ドル=110円の場合
数字でみるとZero口座の方が取引自体は安く見えます。
しかし、ゼロ口座には取引時に貰えるXMPが受け取れないなどボーナス関連でデメリットがあります。
XMPとはボーナスや現金に変換できるポイントのことですが、これは取引を行うごとに獲得することができます。
XMPはスタンダード口座とマイクロ口座で取引を行うともらうことができます。
しかも取引日数を重ねるごとにマイロイヤルティステータスと呼ばれるランクが上がっていき、それに合わせてもらえるXMPも増えていきます。
結論を言えば、XMPから発生するボーナス、入金時に獲得可能な入金ボーナスを踏まえて考えると結果的にはスタンダード口座やマイクロ口座の方がお得といえます。
XMTradingのスタンダード口座とゼロ口座の手数料はどっちが損をしているか計算してみた
またXMPやボーナスについてここで解説すると長くなってしまいますので、こちらの記事にまとめてます。
XMP、マイロイヤルティステータスってなに?を分かりやすく解説してみます
最大ポジション保持数
注文から決済するまでの間をポジションを持つと言いますが、マイクロ口座ではこのポジションを最大200まで持つことができます。
まぁ現実的にここまでの数のポジションを持つのは少ないかとは思いますが。
取引可能最小ロット数
最小は0.01ロット、つまり1000通貨が使える認識でよいと思います。
10万通貨だと金額が大きいと思う人もいるかと思いますが、1000通貨から取引できますので安心を。
取引可能最大ロット数
1取引で最大50ロットまでポジションを持つことができます。
つまり500万通貨という膨大な単位になります。
最低入金金額
Zero口座では最低100ドルからの入金となります。
スタンダード口座・マイクロ口座は5ドルから入金可能ですが、Zero口座だけ100ドル以上入金する必要がありますのでご注意ください。
入出金に不安がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
XMTradingで入金・出金が出来るのか不安だったので実際にやってみた
XMP対象
XMTradingにはボーナスというものがあり、出金することは出来ませんが取引に使用できるものです。
ボーナスに交換できるのが取引を行うごとに貰えるXMPです。
Zero口座では残念ながらこのXMPを獲得することはできません。
つまりボーナスを日々のトレードから得ることができないという点で、個人的には一番大きいデメリットかと思います。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
XMP、マイロイヤルティステータスってなに?を分かりやすく解説してみます
取扱通貨ペア
取引通貨ペアとはドル円やユロ円などの通貨ペアをどの程度扱っているかを表します。
Zero口座で取引可能な通貨は全部で56種類あります。
他2口座に比べてると1個足りませんが、それは米ドル/オフショア人民元の通貨ペア(USDCNH)になります。
特にUSDCNHを取引されない場合は気にしなくてもよいかもしれません。
詳しくはコチラの記事に書いてますので参考にしてみてください。
XMTradingで取引できる全通貨ペア・商品一覧を日本語で解説
ゼロカット制度
これは3つの口座全てに適用されています。
取引で損をしてしまい残高がマイナスになった場合、例えば日本国内のFX会社だと追加で証拠金を支払うことになるかと思いますが(追証)、XMTradingでは残高を0に戻してくれます。
これをマイナス残高リセットと言います。
当然ですが、残高がゼロに戻るだけで入金した元金は全て失います。
投資金を全て失うリスクは十分にありますので、リスク管理は必ず行いましょう。
あくまで追証がなくなるだけの機能になります。
マイナス残高リセットの詳細についてはこちらの記事を参照ください。
XMTradingマイナス残高リセット(ゼロカット制度)の真実、負け続けた僕の経験談
ボーナス利用
ボーナスとは現金の代わりとして取引が可能なポイントのようなものです。
ボーナスのみで取引したとしても利益はちゃんと出金が可能となります。
Zero口座は残念ながらボーナス利用対象外になります。
ボーナスの獲得についても初回口座開設ボーナス(後述)以外はボーナス付与対象外となるので、XMPからの交換、入金時のボーナスについても対象外となります。
ボーナスの詳細についてはこちらの記事を参照ください。
初回口座開設3000円獲得
3口座全てで対象となります。
初回口座開設後、別途会員ページから申請する必要があります。
詳細についてはこちらの記事を参照ください。
XMTradingの口座開設ボーナス3000円のもらい方(もらえない原因も解説)
Zero口座のメリットまとめ
Zero口座のメリットは、
- スプレッドがかなり狭いということ
です。
XMTradingではゼロと謳っていますが、実際にはドル円でも0.1円程度のスプレッドは存在しています。
ちなみに手数料と経費として計算できることメリットと書いているサイトが多くありますが、スプレッドも言ってしまえば経費です。
スプレッドの場合は決済時には差し引かれた金額で提示されるので、別途で経費として計上すると2重での計上となってしまうので注意してください。
また手数料も出金時にはすでに差し引かれた金額になっているのでメリットとは言えないと僕は思っています。
Zero口座のデメリットまとめ
Zero口座のデメリットは、
- 手数料が発生する
- レバレッジが最大500倍
- ボーナス関連の獲得がほとんどない
- ボーナスの利用ができない
- 入金時の金額が他2口座より必要
です。
まずは何度も書いてますが、手数料。
1ロットの取引に対して往復(売買し決済すること)10ドルの手数料が発生します。(0.1ロットなら1ドル)
これはとても大きいです。
さらに取引の際に受け取れるXMPが一切もらえません。
さらにさらに別口座で得たボーナスもゼロ口座で利用することは出来ません。
XMPは取引日数が増えるごとに増加していき、最大になると1ロットの取引で20XMPを得ることが出来ます。
これを計算し加味するとスタンダード口座やマイクロ口座のほうがZero口座よりお得になります。
初回口座開設ボーナス3000円分は使用することが出来ますが、これも出金を行うと消えてしまいます(ボーナス自体がそういうシステムです)。
レバレッジも最大500倍までになり、最低入金額が100ドル以上、取引可能通貨が1つ少ないなど微妙に制限も増えています。
スタンダード口座やマイクロ口座に比べるとデメリットが大きいように僕は思えます。
長期的に利用するというのならばスタンダード口座やマイクロ口座のほうが僕は良いかと思いますけど、やっぱり狭いスプレッドも魅力ではあります。
僕も一応ゼロ口座を追加で口座開設していますが、まだ使用したことはありません。
スタンダード口座で事足りる、これが僕の中の真実です。
それにやはり、現金を必要としないボーナスに交換出来るXMPを得られないのが一番大きいです。
参考リンク
他2つの口座開設はコチラ
・XMTradingのスタンダード口座のメリットとデメリットの特徴をざっくり解説
・【100円あれば取引できる】XMTradingマイクロ口座超入門まとめ~メリットデメリットも分かりやすく解説~
Zero口座のスプレッドについて書いた記事はこちら
最後にここには記載していませんが、XMTrading全体の特徴も別記事にまとめているので参考にしてみてください。
初めての人でもなんとなくXMTrading(エックスエム)の全容がざっくりざっくり分かる記事
スタンダード口座、マイクロ口座、Zero口座の比較をしている記事もあるので参考にしてみてください。