【検証】XMTradingスタンダード口座とZero口座の手数料を総合的に比較してみた

XMTradingでは3つのタイプの異なる口座を開設することができますが、その中でもZero口座は手数料など他2口座と比較するととても特徴的な口座です。
どちらも取引する際に名称は異なりますが、別途取引手数料のようなものを支払います。
自分の取引スタイルに合った口座を選んだ方がもちろんいいですが、できれば支出は最小限に抑えたいですよね。
今回はZero口座とリアル口座で、取引の際にFX会社側に支払う手数料がどの程度変わるのかを解説していこうと思います。
これが単純な話ではなく、取引回数やボーナスの活用によって大きく見方が変わってきますので、良かったら参考にしてみてください。
目次
スタンダード口座で取引するとかかる費用
まずは口座ごとにどのような費用がかかるのかを解説していきます。
スタンダード口座は取引するとスプレッドによる費用がかかります。
スプレッドとは、FX会社が設定するもので例えばドルを111円で買うと、110円で買ったことになり実質1円のマイナスからスタートするといった形です。
例はわかりやすく値を大きくしましたが、ドル円だと本当は1.6銭程度のスプレッドになります。
ちなみにXMTradingのスプレッドは変動制です。
1.6銭の時もあれば、1.8銭のときもあり、1.6銭はいわゆる平均値になります。
またこのドル円の1.6銭は日本のFX会社と比較すると広めのスプレッドになります。
XMTradingではマイナス残高リセットやボーナスなどがあるため、複合的に考える必要はあります。
マイクロ口座もスタンダード口座と同じようなスプレッドとなります。
ちなみに下記のZero口座で詳しく触れますが、スタンダード口座とマイクロ口座には手数料と呼ばれるものを支払う必要はありません。
Zero口座で取引するとかかる費用
対してZero口座ではどのような費用が掛かるのでしょうか。
Zeroでは手数料とスプレッドの両方の費用がかかります。
これでは圧倒的にZero口座の方が費用が多くなるように見えますが、Zero口座は名前の通り、スプレッドがほとんどゼロというのが最大の特徴です。
Zero口座のドル円のスプレッドは平均0.1銭となり、日本のFX会社よりも狭いスプレッドを実現しています。
その代わりにZero口座では手数料と呼ばれる取引の際に支払う手数料があり、取引の往復分(売買と決済の両方という意味)の手数料を支払うことになります(具体的な数値は後述)。
このような形でスタンダード口座とZero口座では費用の計算が違い、また支払う額も異なってきます。
ではどの程度違いがあって、どちらの口座を選べば費用を抑えることができるのでしょうか?
これは口座、手数料、スプレッド、ボーナス、XMP、マイ・ロイヤルティ・ステータスを全て加味することで答えが見えてきます。
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2つの口座の手数料を比較してみた
これからスタンダード口座とZero口座の費用をそれぞれトレーダーの状況に応じて計算し、見える化していきます。
今回は以下の状況を総合的に見ていきます。
- スプレッド
- 手数料
- マイ・ロイヤルティ・ステータスのランク
- 取引によって獲得するXMPからのボーナス換金額
- ※入金ボーナス
マイ・ロイヤルティ・ステータスについてはランクがあり、取引日数に応じてランクが上がり、その分取引の際に獲得できるXMPが増加します。
初期ランクExecutiveから最高ランクEliteで比較すると2倍XMPを多く獲得できます。
次にXMPですが、今回はボーナスに換金することを想定します。
ちなみに計算式は以下のようになります。
獲得できるボーナス(ドル) = XMP ÷ 3
現金化も可能ではあるのですが、こちらは換金率がよくないため、あまりお勧めはしません((XMP÷40)ドル)。
XMPの交換についてはこちらの記事をご参照ください。
最後に今回の取引の内容を以下のように想定します。
- ドル円で1ロット、つまり10万ドル分を取引したとする(1銭で1000円動く計算)
- 1ドル=100円とする(1ドル100.000円で買って100.000円で決済)
- つまり費用を無視すると収支は0円
- スプレッドは平均値であるスタンダード口座が1.6銭、Zero口座が0.1銭とする
- 10分以上ポジションを持っていたとする(XMPは10分以上ポジションを保持しないと獲得できないため)
条件をはっきりさせるためとは言え、前置きが長くなってしまいました。
それでは本題に入っていきます。
ケース①:マイ・ロイヤルティ・ステータスのランクがExecutiveの場合
スプレッド
- スタンダード口座:1600円
- Zero口座:100円
取引手数料
- スタンダード口座:0円
- ゼロ口座5ドル×2(往復分)=10ドル
ボーナス(取引ボーナス)
- スタンダード口座:10XMP≒約3.33ドル=約333円
- Zero口座:0ドル
合計
- スタンダード口座:1600円+0円-333円=1267円
- マイクロ口座:100円+1000円-0円=1100円
つまりゼロ口座のほうが安く済む!
・・・という訳ではないのです。
ケース②:マイ・ロイヤルティ・ステータスのランクがEliteの場合
スプレッド
- スタンダード口座:1600円
- Zero口座:100円
取引手数料
- スタンダード口座:0円
- ゼロ口座5ドル×2(往復分)=10ドル
ボーナス(取引ボーナス)
- スタンダード口座:20XMP≒約6.66ドル=約666円
- Zero口座:0ドル
合計
- スタンダード口座:1600円+0円-666円=934円
- マイクロ口座:100円+1000円-0円=1100円
となります。
つまり、マイ・ロイヤルティ・ステータスが上位であればあるほどスタンダード口座での取引の方が実質費用は減る計算になります。
これにさらに入金ボーナスもあります。
入金ボーナスは入金した金額分をボーナスとして獲得できるものです。
これはスタンダード口座とマイクロ口座のみが獲得対象でZero口座で入金しても入金ボーナスは獲得できません。
入金ボーナスは限度額があり、限度の入金額を超えると20%分が入金ボーナスとして獲得できます。
20%入金ボーナスも限度額があり、それを越すと入金ボーナスは付与されません(ただし不定期ですが、入金ボーナスのカウントがリセットされ、また入金ボーナスを受け取れるようになることもあります)。
まとめ
実際XMPは後からもらえるポイントなので、直に計算内に入れるのもあれですけど長期的にみると、ボーナスに交換できるXMPを貰えるスタンダード口座やマイクロ口座のほうが僕個人はいいかなと思います。
またマイ・ロイヤルティ・ステータスのランクEliteは、取引日数が100日を超えないといけないのでXMTrading利用初期はXMPは少なめです。
その間にもgoldなどのレベルもあり、そこでもちょっとずつもらえるXMPは増えていくので取引を行う日数が増えていくたびにゼロ口座の金額に近づいていく感じになります。
また取引ごとではありませんが、入金ボーナスもあるため僕自身は基本的にスタンダード口座を利用しています。
もう入金ボーナスがない、そもそも10分以上ポジションを持つことがないなどの理由があればZero口座での開設もありかと思います。