MT4でadaptive moving average(適応型移動平均)を使用するためには

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MT4・MT5で利用可能なインジケーター。

たまにMT5にはこのインジケーターがあるのにMT4にはないなんてことありますよね。

MT4だとユーザーが作成したMT4のEAがMT5では動かないなんてこともあると思います。

できることなら便利なものはどちらのプラットフォームでも使いたいものです。

今回解説するadaptive moving average(適応型移動平均)、AMAはMT5にはデフォルトでインジケーターが用意されているのですが、MT4には用意されていません。

MT4でAMAを利用するためにはどのような方法を行えばよいのかをこの記事で解説していきます。

適応型移動平均を知りたい方はコチラの記事を参照ください。

adaptive moving average(適応型移動平均)って何?MT5にあるテクニカル指標のその意味と使い方をざっくり説明

とりあえずMT4でAMAを使えるようにしてしまおう

説明抜きにAMAをMT4で表示させる方法をまず説明します。

そのあと色々解説しますので、忙しい方のために導入手順をざっくり説明します。

1.AMAのMQL4をダウンロードする

こちらのリンクをクリックしてMQL4インディケーターAMA.mq4をダウンロードします(クリックすると直でダウンロードが始まります)。

MT4でFX [MT4インディケーター] 様サイト内

AMA.mq4

2.起動しているMT4にAMA.mq4を取り込む

次にAMA.mq4をMT4に取り込みます。

ダウンロードしたAMA.mq4をダブルクリックなどで実行します。

そうするとMetaEditerが起動して取り込みが完了します。

ちなみにダブルクリックで取り込みできない場合は以下の手順でも取り込み可能です。

起動しているMT4の[ファイル][データフォルダを開く]を選択します。

表示される場所にもよりますが、[MQL4]内の[Indicators]フォルダを開きます。

そこに先ほどダウンロードしたAMA.mq4をドラッグアンドドロップまたはコピー&ペーストします。

3.AMAを表示させる

AMA.mq4を設置したらMT4と[Indicators]フォルダやMetaEditerを閉じます。

そしてMT4を再起動させると[インディケーター]内にAMAが表示されていますのでそれをクリックします。

その後普段見慣れないバージョン情報が表示されていますが、気にせず[OK]をクリックしますと、AMAが表示されます。

これでMT4でのAMA表示は完了です。

案外簡単だったと思います。

解説 MQL4とは

MQL4とはMT4で利用できるプログラム言語です。

プログラム言語と言えばC言語とかJAVA、Pythonなどアプリやゲーム、PCを動かすうえで必要不可欠なものです。

MQL4はMT4で利用できるプログラム言語で、これを使って独自のインディケーター、EA(エキスパートアドバイザ)を作成・使用することが可能です。

もちろん自分自身でいろいろなインディケーターやEAを作れたらいいんですけど、言語を覚えるのはなかなかむずかしいですよね。

今回はMT4でFX [MT4インディケーター] 様のサイト内にAMAのインディケーターがありましたのでそちらを利用させていただきました。

MT4でFX [MT4インディケーター]様のサイト内には非常に多くのMT4インディケータがございますので、一見の価値ありです。

僕もいろいろと使わせてもらってます(笑)。

解説 MT4版AMAの設定方法

カスタムインディケータとなりますのでMT4版AMAを開きますとデフォルトで用意されたインディケータとは見方が若干異なります。

特に何も設定しない方はこのままOKを押せばAMAが表示されるのですが、ここでは設定方法についてタブごとに簡単に説明します。

①バージョン情報

まずAMAを実行するとバージョン情報が表示されます。

②全般

カスタムインディケータやEAには全般タブ(MT5だと共有タブ)があります。

ここは作られたインディケータやEAによってチェックの有無が変わってくるのですが、特に変更しなくても動きますのでそのままで良いかと思います。

(チェックを入れないと許可が無くて動かないEAなどもありますが、このAMAは動きます)

③パラメータの入力

periodAMAはMT5で言う期間

nfastはMT5で言う短期EMA

nslowはMT5で言う長期EMA

という認識でいいかと思います。

Gとdkは内部を見ると計算式に使われていましたが、値の意味は分かりませんでしたのでとりあえずそのままで良いかと思います。

④色の設定と表示選択

これらは普段のMT4・MT5での用途と変わりませんので割愛します。