アンドリューズ・ピッチフォークMT4・MT5での見方と使い方をざっくり解説
MT4・MT5ではチャート画面に様々な線を描写してトレードに利用することが出来ます。
その中でもチャンネル、MT4ではチャネルと呼びますが、有名な線描写のテンプレートがあるので紹介していきます。
今回はアンドリューズ・ピッチフォーク(アンドリューピッチフォークやアンドリューズピッチフォーク)をざっくり解説します。
Andrews’ Pitchforkと呼ばれたりもします。
アンドリューズピッチフォークをざっくり解説
画像はMT5での描写になります。
画像で言うと、白い線がアンドリューズピッチフォークになります。
表示方法は画面上のメニューバーから
- MT4:「挿入」→「アンドリューズ・ピッチフォーク」
- MT5:→「挿入」→「オブジェクト」→「アンドリューピッチフォーク」
をクリックし、チャート上でクリック→もう一度違う部分をクリックすると直線が表示されます。
右側の点をドラッグすると画像のような形に広がりますので4点を活用して自分の確認したい期間・値に設定します。
MT4では点線で表示されているシグナル線は表示されませんので注意してください。
色はデフォルト色から白に変更しています(色などの設定方法は後述しています)。
アンドリューズピッチフォークとはアラン・アンドリュース博士によって開発されたのでこのような名前のようです。
先ずはどこに描写させるかという点ですが、一番左側の始点(柄と呼ばれます)を最高値・最安値に置きます。
次に上下のトレンドラインですが、これらは始点の次点の最安値・最高値に点を置きます。
そうすると画像のような形になるのですが、これをどう見るかというと見方としては標準偏差チャンネルと似ています。
2本のトレンドラインを近づくまたは突き抜ける際に相場が過剰である可能性がある為に反発・反転する可能性があります。
しかし、この線はトレーダーが独自に設定した範囲に基づくため、他のトレーダー・相場が同様の反応をするとは聞ぎらないので他のインジケータ以上に注意が必要です。
ちなみにトレンド線の始点同士が交差している箇所の点をドラッグすると形を維持したままアンドリューズピッチフォークを移動させることが可能です。
他のチャンネルの解説記事も用意していますので参考にしてみてください。
MT4・MT5にある回帰チャンネル(線形回帰チャネル)の見方と使い方をざっくり解説
MT4・MT5にある等距離チャンネル(平行チャネル)の見方と使い方をざっくり解説
MT4・MT5にある標準偏差チャンネル(チャネル)の見方と使い方をざっくり解説
アンドリューズピッチフォークの設定方法
チャート上で右クリックしMT4だと「表示中のライン等」、MT5だと「オブジェクトリスト」から設定画面に入ることが出来ます。
MT4のアンドリューズ・ピッチフォークの場合
全般
名前:該当アンドリューズ・ピッチフォークの名前を変更できます
説明:コメントが必要であればここで記入ができます
スタイル:アンドリューズ・ピッチフォークの線の色・種類・太さを変更できます
背景として表示:チャートの足の後ろに表示させることが出来ます
パラメーター
時間(上):始点である一番左端の点の時刻、そして価格を変更できます
時間(中):トレンドラインの上の線の時刻、そして価格を変更できます
時間(下):トレンドラインの下の線の時刻、そして価格を変更できます
ラインを延長:右側のライン描写を終えず、延々と描写を続けることが可能になります
表示選択
気にしくなくていいです
チャートの時間足と設定が異なると線が消えてしまいます
MT5のアンドリューピッチフォークの場合
共有
名前:該当アンドリューピッチフォークの名前を変更できます
説明:コメントが必要であればここで記入ができます
スタイル:アンドリューピッチフォークの線の色・種類・太さを変更できます
オブジェクトを背景として表示:チャートの足の後ろに表示させることが出来ます
選択を無効化:ここにチェックを入れるとチャート上での期間の変更などアンドリューピッチフォークの操作が一切できなくなります、設定しなおす場合は再度設定画面を開いてチェックを外す必要があります
レベル
ここでは3本のトレンドラインの外にあるシグナルの線の設定できます。
インジケータを設定したことがある方なら分かると思いますが、こちらの線は任意の線になるので削除・追加も可能です。
また初期設定は点線ですが、色・太さ・種類も変更可能です。
パラメータ
時間(上):始点である一番左端の点の時刻、そして価格を変更できます
時間(中):トレンドラインの上の線の時刻、そして価格を変更できます
時間(下):トレンドラインの下の線の時刻、そして価格を変更できます
右に延長:右側のライン描写を終えず、延々と描写を続けることが可能になります
左に延長:左側のライン描写を終えず、延々と描写を続けることが可能になります
表示選択
気にしくなくていいです
チャートの時間足と設定が異なると線が消えてしまいます