moving average(移動平均線)とはなに?XMのMT4・MT5インジケーターの意味とトレードでの使い方を解説!
XMのMT4・MT5では「インジケーター」や「オブジェクト」と呼ばれるFXなどのチャート分析をするのに役立つツールがあります。
チャート画面に足以外で表示されている線やグラフなどがそれです。
XMで5年以上取引を続けている私がメリット・デメリットを主観を交えて解説していこうというのが今回の内容になります。
インジケーターなどは種類が多く、どれを使えばいいか迷うことが多いかと思います。
自分の取引スタイルに合ったインジケーター・オブジェクト、そして設定なのか、その判断の一助になれればと思います。
今回はテクニカル指標、トレンド系の「moving average」を解説します。
日本語だと移動平均とか移動平均線とか言います。
テクニカル分析は、過去のチャートの動きから今後の値動きを予想するために利用する論理的な分析方法です。
対義語にファンダメンタルズ分析があり、こちらは今後の世界や経済の情勢、企業業績など計算では判断できない部分で今後の動きを予想する分析方法です。
一般的にはテクニカル分析は短中期、ファンダメンタルズ分析は中長期のチャート予想に適していますが、実際はどこにおいても両方の分析手法を活用する方が良いかと思います。
なお、当サイトはXMTradingに関するサイトですので画像などはXMのMT4・MT5のプラットフォームを利用しております。
Meta Traderの公式サイトでは英語で分かりづらい部分も日本語で表記しております。
また数値やデザインなどを修正したい方向けにMT4・MT5の設定変更方法も最後に記載しておりますので参考にしてみてください。
目次
移動平均線とは?

画像だと緑の線が移動平均(線)になります。
移動平均線は何種類かあり、これは単純移動平均線(SMA)と呼ばれるものです。
ざっくり説明すると移動平均線は現在を含む過去数日、または数十日、またはそれ以上の平均を取り、平均の点を出したものを線で結んだものになります。
移動平均線を抜けるかどうかは過去の値動きの平均からの反転を意味しますので、トレンドが転換するかの重要ポイントとなります。
移動平均線は設定によって見方や動きが異なります。
- 移動平均線の種類(SMA、EMAなど)
- 移動平均線の期間(100日、200日など)
- どの時間足に設定するか
- 移動平均線の適用価格
最も重要なのは種類と期間です。
どれを選ぶかで全く動きが異なります。
移動平均線の種類はこの後解説しますが、チャートに描写される形が結構変わります。
期間は広げれば緩やかな曲線になりますし、期間が短ければ鋭角な曲線となります。
またどの時間足でも同じ形になるわけではなく、時間足ごとの値動きを参照して移動平均線が描写されます。
下の画像ではどれも同じドル円の同じ時間帯ですが、移動平均線はまるで異なる形となります。

どの移動平均線の種類を使うか、期間を選択するかはかなり重要です。
移動平均線はかなりのトレーダーが使っていますし、期間にも汎用的なメジャーな数値があります(200日・50日など)。
多数の人が見ているということは、それをきっかけに値動きすることも多いということです。
私自身はどの時間足も200日と100日
基本的にはトレーダーの大多数が使う設定値が良いですが、自分のトレードスタイルによってはより細かい設定もできます。
適用価格はこだわりがなければ終値(close)でよいかと思います。
そして基本的な使い方としては以下の2つがあります。
- 移動平均線の向きによるトレンドの把握
- 移動平均線付近での注文
移動平均線が上を向いていれば上昇トレンド、下を向いていれば下降トレンドと捉えることができます。
これはあくまで超基本的な考え方で、実際に見ている時間足や移動平均線の種類によっても見方は大きく変わります。
1分足で移動平均線が上を向いているかと言っても、1分足なのですぐに下を向くこともありますし、1日足だと移動平均線が下降トレンドでも直近のチャートの動きでは上昇トレンドになるなんてこともよくあります。
そして一番重要なのが、移動平均線を使った注文です。
移動平均線、特にSMAと呼ばれる単純移動平均線は、突き抜けて更に今のトレンドを継続させていくか、そこで力尽きてトレンドが反転するかなど重要な場面になりがちです。
SMAはより大きい時間足ほど影響力が強くなり、突き抜ける場面が少ない1日足や1週間足を突き抜けるかどうかは非常にトレードをするうえで重要です。
また、突き抜けたからと言って今のトレンドが継続するわけでもないです。
大口トレーダーがSMAを突き抜けたあとに逆トレンドに大量注文することもありますし、SMAで1回反発した後に再度チャレンジして突き抜けることもあります。
なので移動平均線問わずですが、線ではなく前後を含めた「帯」と考えて取引する方が良いかと思います。
どこで注文するかは、そういった場面をどの程度見てきたかにもよりますし、なにより経験値がモノを言う場面でもあります。
注文した後の心理的な葛藤など様々な力が必要となるので、移動平均線はその判断のあくまで1つでしかないということです。
移動平均線全4種類を分かりやすく解説
移動平均線はシンプルではありますが、設定により大きく変化するインジケーターでもあります。
ここではその大きな違いであるについて解説していきます。
SMA 単純移動平均線(simple)
最もシンプルでかつ大多数のトレーダーが意識する移動平均線です。
広い時間足であればあるほど抵抗線として機能することが多いです。
対象となる期間の値を平等に足して割った値です。
過去の同じタイミングでどのように値が推移したかを見ることが出来ます。
EMA 指数平滑移動平均(exponential)
EMAは直近の値に重きを置いた移動平均です。
単純移動平均より直近の値に影響を受けている線と言えます。
SMAより敏感に動くので、SMAより先にトレンドの転換を察知したい場合などに活用できます。
EMAもSMAほどではないですが、トレンド続行や抵抗線として機能しやすいです。
SMMA 平滑移動平均(smoothed)
EMAの改良版と捉えてかまわないと思います。
EMAより緩やかな動きをするのが特徴です。
LWMA 線形加重移動平均(linear weighted)
直近の値に最大の割合をかけて対象期間の最後に向かってどんどん割合を落としたもの足して割ったようなモノです(例:直近に5倍、その前に4倍、3倍・・・)。
EMAに比べて過去にも一定の流れで割合を振っているので、EMAより過去の影響を受けた値になっています。
どの線を使うのも自由ですが、移動平均線は基本的に複数表示しておく方がよいと思われます。
何で分けるかと言うと平均を取る期間です。
実践編(100SMA・200SMA)

ここでは100日SMAと200SMAを利用した方法を解説します。
先に言っておきますが、移動平均線に値が来れば必ず反発する、必ず市場が反応するわけではありません。
ただし、傾向として直近で反応した時間足や移動平均線の種類ではその後も反応しやすいです。
移動平均線を過信しすぎずにしっかり判断していきましょう。
では本題に戻ります。
画像では1時間足のチャートに100日と200日の2本のSMAを描写しています。
なぜ100日と200日なのか?と言いますと、トレーダーの多くはこの期間を設定しているため、チャートでもその線に反応が濃いからです。
まずは移動平均線の利用方法についてざっと書いておきます。
- 大きな時間足ほど100SMAや200SMAは抵抗線やトレンドにブーストをかけるものとして機能しやすい
- 一度反応した時間足の平均線はその後も反応しやすい
- 突き抜けた場合はより強いトレンドとして継続する可能性が高い
- 100SMAと200SMAのゴールデンクロス・デッドクロスでのシグナル
今回は1時間足で参照していますが、どの時間足でも機能します。
しかし、基本的には1時間や4時間、日足などの大きな時間足ほど転換として機能しやすいです(時間足が大きいほど足が200SMAに触れるタイミングも少ない)。
必ず転換として反応するわけではなく、傾向として過去に反応した時間足の200SMAで反応しやすいです。
例:1時間足の200SMAが反応した場合、今後も1時間足の200SMAがチャートで機能する可能性がある
逆にそれらを無視して200SMAを突き抜けると、より強いトレンドラインとして今後も継続していく可能性があります。
また、100SMAと200SMAの線が交錯、クロスする場合(デッドクロスまたはゴールデンクロス)は、注文タイミングとしても活躍します。
基本的には上昇トレンドの場合は100SMAより200SMAが下に描写されています(期間が大きいほうが動きが鈍いため)。
下降トレンドの場合は100SMAより200SMAが上に描写されています。
100SMAと200SMAがクロスする場合、トレンドの転換を示すことが多いため、ここでの買い注文や売り注文としてのシグナルとして機能しやすいです。
実際に移動平均線を使っている私個人の感想
【注意】あくまで個人の意見です。取引の成功を保証してませんので、取引判断はご自身でお願いします(負けることは普通にあります)。
移動平均線は私がFXを始めてからずっと使ってるインジケーターです。
終値の200日、100日のSMAを表示している時間足全てに表示しています。
広い時間足ではEMAも上記と同じ設定で設定しています。
上記は一般的な設定ですが、超有名なインジケーターであるのでチャートの反応が非常に多く重宝してます。
私自身の使い方ですが参考までに書いておきます。
- 直近で反応がある時間足の移動平均線を確認
- 1時間足以上の長期足で現在は上昇トレンドか下降トレンドか確認
- ファンダメンタルズ分析含め、移動平均線で抵抗するか、突き抜けるかを予想
私は基本的に押し目買い・戻り売り目線で移動平均線を抵抗線としてトレードすることが多いです。
移動平均線ですぐに反応するときもあれば突き抜けた後に反発することもあるので、線ではなくゾーンとしてその辺を注視してトレードしている感じです。
他の期間も試したりしたのですが、肌に合わず200日と100日に落ち着きました。
期間はトレーダーの個性が出る部分でもありますので、自分に合う設定が良いかと思います。
なお私はゴールデンクロス・デッドクロスの活用はほとんどしませんので、その辺はご理解ください。
クロスしたー!トレンド変わるかな?程度です。。。
※個人の見解であり、該当インジケーターを利用するかは各自のご判断でお願いします。
【参考】サブウィンドウに移動平均線を表示させる方法
移動平均線だけではありませんが、オシレーターなどのサブウィンドウに表示されるインジケーター(チャート下部に表示されたりするインジケーター)に移動平均線を加えることが可能です。
追加方法は、サブウィンドウにナビゲータ(MT4だとナビゲーター)からmoving averageを直接ドラッグアンドドロップします。
すると設定画面が表示されます。
サブウィンドウが表示されていない場合は、最下部の日時が表示されている線より下にインジケータをドロップさせましょう。
ここからはMT4とMT5で若干違いがあります。
①MT4の場合
[適用価格]を「First indicator’s data」または「Previous indicator’s data」に変更し[OK]をクリックします。※「First indicator’s data」「Previous indicator’s data」については下部の「MT4・MT5設定方法」にて軽く触れています。
②MT5の場合
[OK]をクリック
これでサブウィンドウに移動平均線が表示されます。
MT5は適用価格に制限はありませんが、MT4には制限がありますので注意してください。
【参考】インディケータデータについて
後述するMT4・MT5の設定画面についてですが、「適用価格」というところがあります。
ここに、
MT4:始めのインディケータデータ、前のインディケータデータ
MT5:始めのインディケータのデータ、前のインディケータのデータ
というものがあります。
どの価格で移動平均線を作成していくかを設定できるのですが、文言だけでは初めて利用する方にはちょっと分かりづらいところになります。
これは画面上に表示させているインジケーターの値を参照するという意味になります。
一見文字通りなのですが、この機能の良いところはオシレーター系やボリューム系のインジケーターの値にも適用できるという点です。
例えばボリューム系の縦線の羅列の移動平均線を見たいと思ったら、そのインジケーターのサブウィンドウに移動平均線をナビゲータからドラッグアンドドロップしてきます。
そこで適用価格を「前のインディケータのデータ」にすれば、そのインジケーターの移動平均線が表示されます。
複数のインジケーターをサブウィンドウで重ねて表示させていて、最初に表示させたインジケーターの移動平均を描写したい場合は、「始めのインディケータのデータ」を選択することで可能です。
1つ前か、最初のインジケーターしか選ぶことは出来ませんが、必要に応じて重ねて描写させることが出来るかと思います。
計算に前のインディケータデータを参照できるインジケーターは他にもありますので使ってみてください。
分かりづらいかと思いましたので先に説明させていただきました。
【参考】移動平均線を複数表示させる方法・削除方法
移動平均線もそうですが、インジケーターは同じ種類でも設定値が異なれば複数表示できます。
上の画像で2本の移動平均線が表示されているのはこういうことです。
MT5だと「ナビゲータ」、MT4だと「ナビゲーター」から「moving average」をダブルクリック、もしくは対象チャートにドラッグアンドドロップで追加ができます。
すでに表示している移動平均線と同じ設定だと表示されませんので、期間など変更したうえで表示しましょう。
移動平均線をどれかを消したい場合は、チャートで右クリックして「インディケータリスト(表示中のインディケータ)」から削除ができます。
もしくはチャート上で対象の移動平均線を選んだ状態で右クリックから削除もできます。
MT4での設定画面を解説
1.パラメーター
①期間:平均を出す期間を設定できます。一般的には5・25・75・200が利用されます。MT4の初期値は14です。
②表示移動:値を増やすと右に、減らすと(-10など)左に動きます。
③移動平均の種別:移動平均線の種類を設定できます(上記参照)。
- simlpe:単純移動平均線(SMA)
- exponential:平滑移動平均(EMA)
- smoothed:平滑移動平均(SMMA)
- linear weighted:線形加重移動平均(LWMA)
④適用価格:移動平均線をどの値で計算するか設定できます。
- Close:足の終値で計算します
- Open:足の始値で計算します。
- High:足の最高値で計算します。
- Low:足の最安値で計算します。
- Median Price (HL/2):足の最安値と最高値を足して割った値(÷2)で計算します。(中間価格)
- Typical Price (HLC/3):足の最安値と最高値と終値を足して割った値(÷3)で計算します。(典型的価格)
- Weighted Close (HLCC/4):足の最安値と最高値と、終値を2倍した値を足して割った値(÷4)で計算します。(加重平均価格)
- First indicator’s Data (始めのインディケータデータ):最初に表示したインジケーターの値で計算します。
- Previous indicator’s Data (前のインディケータデータ):最後に表示したインジケーターの値で計算します。
⑤スタイル:線の色・種類・太さを設定できます。
2.レベル表示
全く同じ線を複数表示させることが出来ます。
線ごとに線の色・種類・太さ・場所(レベルをプラスマイナス変更し上下に動きます)を設定し追加することが可能です。
3.表示選択
線の表示を設定します。
「データ・ウィンドウに表示」は「データウィンドウ」を表示(「表示」から設定可能)していれば、そこでのインジケーター情報の表示可否を設定できます。
※MT4・MT5は同じインジケーターを複数表示させることも可能です。
MT5での設定画面を解説
1.パラメータ
①期間:平均を出す期間を設定できます。一般的には5・25・75・200が利用されます。MT5の初期値は10です。
②シフト:値を増やすと右に、減らすと(-10など)左に動きます。
③種別:移動平均線の種類を設定できます(上記参照)。
- simlpe:単純移動平均線(SMA)
- exponential:平滑移動平均(EMA)
- smoothed:平滑移動平均(SMMA)
- linear weighted:線形加重移動平均(LWMA)
④適用価格:移動平均線をどの値で計算するか設定できます。
- Close:足の終値で計算します
- Open:足の始値で計算します。
- High:足の最高値で計算します。
- Low:足の最安値で計算します。
- Median Price (HL/2):足の最安値と最高値を足して割った値(÷2)で計算します。(中間価格)
- Typical Price (HLC/3):足の最安値と最高値と終値を足して割った値(÷3)で計算します。(典型的価格)
- Weighted Close (HLCC/4):足の最安値と最高値と、終値を2倍した値を足して割った値(÷4)で計算します。(加重平均価格)
⑤スタイル:線の色・種類・太さを設定できます。
2.レベル
全く同じ線を複数表示させることが出来ます。
線ごとに線の色・種類・太さ・場所(レベルをプラスマイナス変更し上下に動きます)を設定し追加することが可能です。
3.表示選択
線の表示を設定します。
「データウィンドウに表示」は「データウィンドウ」を表示(「表示」から設定可能)していれば、そこでのインジケーター情報の表示可否を設定できます。
※MT4・MT5は同じインジケーターを複数表示させることも可能です。

