XMTradingのリアル口座は全部で4種類あり、その中でもどちらで開設するのか悩ましいのが、スタンダード口座とKIWAMI極口座かと思います。
どちらにも一長一短があり、トレーダーのトレード方法によってもそれは変わってくるかと思います。
今回はスタンダード口座とKIWAMI極口座を単純明快に比較して、どの口座で開設したほうがよいかを初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
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目次
まずは主要なところを一気に比較!
スタンダード口座とKIWAMI極口座で気になる部分をまずは説明抜きで表にしてみました。
特に重要と思われるところは赤字にしてます。
スタンダード口座 | KIWAMI極口座 | |
1.レバレッジ | 最大1000倍 | 最大1000倍 |
2.ゼロカット | あり | あり |
3.ボーナス利用 | 可能 | 不可 |
4.口座開設ボーナス | 利用可能 | 利用可能 |
5.入金ボーナス | 獲得可能 | 獲得不可 |
6.XMP獲得 | 可能 | 不可 |
7.スプレッド | 大きい | 狭い |
8.スワップポイント | あり | なし※ |
9.仮想通貨取引 | 取引可能 | 取引可能 |
10.1ロットのサイズ | 10万通貨 | 10万通貨 |
11.手数料 | なし | なし |
12.最低入金額 | 1万円※ | 1万円※ |
13.最低出金額 | 1万円※ | 1万円※ |
このように口座によって特徴的なことははっきりしています。
しかし、結局どれを選べばいいかは少しわかりづらいかもしれません。
次はちょっと小難しい話も含みますが、実際の口座の選び方について解説していきます。
スタンダード口座とKIWAMI極口座で悩ましい点はココ!
※ちょっとXMの専門的な仕様もあるので、面倒くさい方は飛ばしてください。
スタンダード口座とKIWAMI極口座は比べても一長一短があり、真に気にするべきところは「自分のトレードスタイルに合っているか?」になってくると思います。
特に考えるうえで重要になってくるのは以下の内容かと思います。
- ボーナスの有無
- スプレッド
- スワップポイント
例えばドル円で2口座を比較しましょう。
ドル円を1ロット(10万通貨)売買し決済した場合を想定します(1ドル120円とします)。
スプレッドを比較するとスタンダード口座は1.8pips、KIWAMI極口座は0.6pips
この時点でスタンダード口座のほうがKIWAMI極口座よりスプレッドの差で1200円損しています。
次にこの取引によって得られるXMPは最大20XMPで、ボーナスに交換すれば800円になります。
これを加味してもまだ400円、スタンダード口座のほうが損しています。
状況にもよるので金額への考慮が難しいですが、入金ボーナスも含めていくとさらに差は縮みます。
またこのポジションを長期保有していた場合、スタンダード口座ではスワップポイントも影響してきます。
スワップポイントがプラスであれば、日にちをまたげばまたぐほど差額は消え、スタンダード口座のほうが利益を上げられますし、スワップポイントがマイナスであれば、KIWAMI極口座のほうがスワップポイントのマイナスのコストを回避して長期保有が可能です。
マイナスのスワップポイントで日をまたぐ場合はKIWAMI極口座のほうが良いですし、短時間で決済する場合は、スワップポイントの考慮は不要かもしれません。
そのため、自分がスキャルピングトレードやデイトレード主体なのか、スウィングトレードなどの長期保有主体なのかでも、より効果的な口座タイプは変わってきますし、使い分けることも重要かと思います。
※XMでは異なる口座タイプ含む複数の口座を開設可能
このほかにもXMのスプレッドは変動性のため、上記よりスプレッドに差がない場合もありますし、スタンダード口座の広いスプレッドよりKIWAMI極口座の狭いスプレッドを利用することによって損切が気持ち的にしやすいなんてこともあるでしょうし、スワップポイントのプラスの誘惑で無駄に保有期間を延ばすなんてこともなくなるかもしれません。
このように状況や精神的な面の考慮も含めると一概には説明しづらいのが本音です。
スワップポイントがプラスの長期保有が主体の場合はスタンダード口座、スワップポイントがマイナスの長期保有はKIWAMI極口座であったほうが良いかとは思いますが、あとはご自身で総合的に判断してみてください。
口座は「追加口座開設」ですぐに作り直せますし、口座間の資金移動も簡単なので口座のやり直しは比較的簡単です。
では項目ごとに比較内容を簡単に説明していきます。
詳しく知りたい方は項目にあるリンク先の記事をご参照ください。
1.レバレッジ
レバレッジはどちらの口座も最大1000倍となります。
※ゼロ口座は最大500倍
以前は888倍が最大だったのですが、1000倍に変更になりました。
なお、レバレッジは任意となりますので、ノーレバレッジやレバレッジを弱めることも可能です。
2.ゼロカット(マイナス残高リセット)
こちらはスタンダード口座、KIWAMI極口座含む全4口座で対象となります。
口座タイプを選び間違えたからと言って、ゼロカットされない、追証がくるなんてということはありません。
【簡単】3分でXMTradingのゼロカット(マイナス残高リセット)を最短解説!
3.ボーナス利用
KIWAMI極口座ではボーナス利用の利用はできません。
KIWAMI極口座は初回口座開設ボーナス以外のボーナスに関わる特典が一切受けられないのが特徴です。
これはZero口座も同様です。
なので、KIWAMI極口座でXMにログインしてもボーナスやXMPに関する項目は消えていますのでご注意ください(スタンダード口座・マイクロ口座でログインしなおすとXMPや入金ボーナス関連のリンクが表示されます)。
【重要】XMTradingのボーナスは口座間移動できるの?振替方法も解説!
4.初回口座開設ボーナス
こちらはスタンダード口座、KIWAMI極口座含む全4口座で対象となります。
KIWAMI極口座とゼロ口座は基本的にボーナス関連は適用外なのですが、この初回口座開設ボーナスだけは例外で利用できます。
XM口座開設ボーナス13000円のもらい方(もらえない原因も解説)
5.入金ボーナス
入金ボーナスはスタンダード口座とマイクロ口座のみが対象となります。
入金ボーナスは入金額に応じて50%や20%分のボーナスを追加で獲得できるキャンペーンがあります(入金上限や期間限定など条件あり)。
例えば10万円入金すると、追加で5万円のボーナスももらえて、都合15万円での取引が可能になります。
KIWAMI極口座とゼロ口座は入金ボーナスの対象外ですので、該当口座タイプでログインしても対象項目は表示されません。
6.XMP獲得
スタンダード口座とマイクロ口座のみ獲得が可能です。
XMPは現金やボーナスに交換できるもので、1取引ごとにロット数や過去の取引日数に応じて獲得することができるので、取引回数や取引量が多い方は自然とボーナスを多く獲得することができます。
取引が多い場合は必然的にXMPも多く獲得できるので、現金を使わずにボーナスだけで取引するなんてこともできたりします。
7.スプレッド
KIWAMI極口座はスタンダード口座よりスプレッドが狭いです。
KIWAMI極口座の特徴の1つでもあり、比較すると一目瞭然です。
例えばドル円(USDJPY)だと、スタンダード口座が1.8pipsのところKIWAMI極口座では0.6pipsだったりします。
スプレッドがすべてではないですが、スタンダード口座のスプレッドが広すぎるせいで、ロスカットの際どい場面で精神的になかなか決済できないなんてことが多い方などは、KIWAMI極口座だと解決できるかもしれません。
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8.スワップポイント
KIWAMI極口座では基本的に有名な通貨ペアのbuyとsell両方でスワップポイントが0になります。
他のFX会社でもなかなかない特徴で、これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
スタンダード口座を含む他3口座ではスワップポイントが有効であり、プラスであれば毎日スワップポイントを獲得できますし、マイナスであれば逆にスワップポイント分支払いが増え、含み損が増えていきます。
KIWAMI極口座でスワップポイントがプラスの通貨ペアを長期保有することは、本来もらえるべきスワップポイントを放棄してしまっているため、スタンダード口座でポジションを持ったほうが良い場合もあります。
※一部マイナーな通貨ペアはスワップポイントが0ではないものもありますので、詳細はXMTrading公式サイトをご確認ください。
9.仮想通貨取引
仮想通貨はどちらの口座でも取引可能です。
ちなみにスタンダード口座とKIWAMI極口座では取引可能な通貨ペアに違いはありません。
XMTrading全通貨ペア・仮想通貨・商品一覧を日本語で解説
10.1ロットのサイズ
どちらの口座も1ロットは10万通貨となります。
また最小は0.01ロットで取引できますし(最大は1取引50ロット)、10万通貨固定というわけではありません。
1ロットのサイズが他と異なるのは、マイクロ口座のみ(1000通貨)となります。
11.手数料
手数料はありません。
手数料はZero口座のみ存在します。
手数料はありませんが、スプレッドという実質手数料みたいなものはありますのでご注意ください。。。
12.最低入金額
最低入金額は入金方法によって異なります。
一番低いのはVISAクレジットカードによる入金で500円になりますが、クレジットカード会社都合でXMへの入金を断ってくるケースが多くなってきていますので、現実的なのは(オンライン)銀行送金になってくるかと思います。
オンラインではない銀行送金の場合は10000円未満でも送金可能ですが、手数料が1750円程度かかってしまいますのでご注意ください。
XM(XMTrading)の入金・出金が反映されるか不安だったので実際にやってみた
13.最低出金額
出金は基本的に銀行送金のみです。
クレジットカードから入金した場合は、まずクレジットカードに入金額分を返済し、入金額以上の分のみ銀行送金が可能になります。
出金は最低1万円からですが、40万円未満の送金は手数料(2500円)が発生しますので、なるべく40万以上から出金したほうが節約になります。