money flow index(マネーフローインデックス)って何?MT4・MT5にあるテクニカル指標その意味と使い方をざっくり説明

チャートをより分かりやすく把握・予想するためのインジケーター。
そのインジケーターを初心者の方でも分かりやすくざっくり解説していきます。
最初から難しいものを読んでもやる気が出ませんからね。
インジケーターはいくつもありますので自分のトレードに合う最良のインジケーターを見つけてください。
今回はテクニカル指標、ボリューム系の「money flow index」。
日本語だとマネーフローインデックスとかMFIとか言います。
XMTradingに関するサイトですので、用語や画像などMT4・MT5のプラットフォームを利用しております。
Meta Traderの公式サイトでは英語で分かりづらい部分も日本語で表記しております。
また数値やデザインなどを修正したい方向けにMT4・MT5の設定変更方法も最後に記載しておりますので参考にしてみてください。
マネーフローインデックスをざっくり解説
画像で言うと下の青いカクカクした線がMFIです。
使い方はオシレーター系の指標、RSI(相対力指数 )とほぼ同じです。
RSIと異なるのは出来高が加味されているかどうかで、出来高が加味されているぶん、MFIのほうが市場の熱を感じているインジケーターかと思われます。
式もそこまで難しくないのですが、今回は使用方法のみざっくり解説します。
見づらいかもしれませんが、青い線の上下に白い点線があります。
これは数値でいうと80と20の部分に引かれています。(MFIは最大100の最小0の線です)
MFIは線の向き、そして80と20を超えるかどうかでトレンドの転換を見ます。
まずは20と80の線の超えた際の意味を解説します。
MFIは価格の変動の他に出来高、つまり売買の成立回数、価格の変動回数も影響しており、チャートの通りにはきれいに動きません。
それでもチャートと似たような動きはしているので多少は見やすいです。
例えばMFIが80を超えた時。
これは買いの動きが市場で強すぎることを意味しています。
さらに実際の値動きで最高値を更新していない場合、ダイバージェンスが発生していると言えます。
強すぎるものはいつか反動が来るものです。
すべてがそうではないですが、そのあと売りが強くなりそれまでの上昇トレンドが転換期を迎えます。
逆にMFIが20を下回った時は売りが強すぎるので買いに転換する可能性があることを意味しています。
このように売買の転換期を示してくれるのがMFIです。
ちなみにMFIが80を超えたからと言って必ずしも転換期を迎えるわけではありません。
強い上昇トレンドであれば、80を超え続けることもあります。
MFIと実際の価格値の矛盾を捉えることが重要かと思います。
MFIが20以上80以下でも転換期を見ることはできます。
それがMFIの線の向きです。
MFIが上がっているにも関わらず価格が下がった場、逆もそうですが相場の転換期を示しています。
ここらへんはOBVにも似ていますね。
このようにダイバージェンスの把握などで役に立つインジケーターとなります。
MT4での設定方法
1.パラメーター
①期間:MFIの計算期間を設定できます。初期設定は14です。
②スタイル:線の色・種類・太さを設定できます。
③下限設定:下限の値を変更・固定できます。
④上限設定:上限の値を変更・固定できます。
2.レベル表示
指標に新たに横に直線を追加できます。
MFIでは初期設定で指標となる20と80にレベルが設定されています。
3.表示選択
線の表示を設定します。
MT5での設定方法
1.パラメータ
①期間:MFIの計算期間を設定できます。初期設定は14です。
②ボリューム:「Tick」(変動回数分)と「Real」が選べますが、「Tick」のままでいいと思います。
※今回の記事の説明は「Tick」前提で説明しています。
③スタイル:線の色・種類・太さを設定できます。
2.レベル
指標に新たに横に直線を追加できます。
MFIでは初期設定で指標となる20と80にレベルが設定されています。
3.スケール
①スケールの継承:1コ前の指標のスケールを引き継ぎます。つまり前回見やすく設定したインジケータのスケール情報を利用できるってものです。
②ラインによるスケール:可変だったスケールを値を指定して固定できます。チェックを入れると右側に三角形が表示されてそこでスケールを操作することも可能です。
・スケールパーセント→1~99%まで変更可能(動かすことで全体的な底上げがされます)。
・スケール値→マイナスにも設定可能。
③最小値の固定:下限の値を変更・固定できます。
④最大値の固定:上限の値を変更・固定できます。
4.表示選択
線の表示を設定します。