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XMはトレール注文できるけどデメリットもある!トレーリングストップ設定方法を画像で解説

XMではいわゆるトレール注文が可能です。

XMTradingでは「トレーリングストップ」(MT5)、「トレイリング・ストップ」(MT4)と呼ばれています。

ここではトレール注文とは一体何なのか、XMのMT4・MT5ではどのような利用が可能なのかを分かりやすく解説していきます。

そもそもトレール注文ってなに?

トレール注文とは価格にストップロスが一定間隔のままついてくるというものです。

画像を見てもらえると一番分かりやすいかと思います。

例えばドル円で買い注文(ロング)の場合、価格とストップロスの間隔(トレーリングストップ)を50銭に設定しますと、価格が“上昇を続ける限り”損切ラインも50銭の間隔を開けたまま上昇を続けます。

「上昇を続ける限り」というのがポイントで、買いの場合は価格が下がってもストップロスの数値は変わりません。

つまり、トレール注文とは価格とストップロスの最大間隔を設定するものなのです。

価格が上昇しようとするとストップロスとの最大間隔を維持するためにストップロスも上昇します。

そんな状態ではいつまでも決済されないのでは?

トレーリングストップは最大間隔は維持しますが、最小間隔は維持しません。

なので、注文約定時からみて最大価格から50銭落ちた場合はストップロスの条件を満たし、自動で決済が行われます。

ある程度上昇した後はストップロスは損切から利確ラインと考えて使用もできます。

売り注文(ショート)も同様で、上記を逆のような状況です。

注意点としては、逆指値でも言えますがノイズ、騙しのような急激な価格の乱高下の価格変動にも反応してしまいます。

ノイズにも対応出来得る間隔に設定するか、またはそもそも設定しないなど状況によって設定いただければと思います。

 

【重要】XMトレール注文のデメリット

トレール注文は非常に便利な反面、デメリットもかなり多いと個人的には感じています。

後述しますが、長期トレードの際は特に取り扱いに注意が必要です。

1.注文時にトレール注文は行えない!

XMでトレール注文を行ううえで一番重要なことは、注文時にトレーリングストップの値を設定できないことです。

通常のストップロス設定は可能ですが、注文時のストップロスはトレール注文のように価格を追尾しません。

注文後に別途トレーリングストップの設定を行う必要があります(後述)。

別の見方をすれば、トレーリングストップは後で設定するので、2段階の逆指値(ストップロス)を設定することができます。

注文時のストップロスがトレーリングストップ発動条件を満たしていない場合は、まずは注文時のストップロスが機能します。

その後価格がトレーリングストップが条件を満たして起動した場合は注文時のストップロスを上書きします。

2.MT4・MT5を閉じるとトレーリングストップも停止してしまう!

PC版MT4・MT5は予約注文や指値決済、逆指値決済と異なり、MT4・MT5起動中のみ機能します。

つまり、PC版MT4・MT5を閉じてしまうとトレーリングストップは機能せず、スマホ版のMT4・MT5などで指値を変更しない限り閉じる直前の指値のままになってしまいます。

なので、PC版のMT4・MT5を起動し続けるか、閉じたあとはスマホ版のMT4・MT5などで指値や決済を適宜確認・実施する必要があります。

3.利益が発生しないとそもそもトレーリングストップは発動しない!

トレーリングストップは含み損の状態では機能しません。

含み益が発生した後、かつトレーリングストップの間隔も注文時の価格を超えている場合に機能するものになります。

なので、トレーリングストップは設定したけどストップロスを設定していなかった場合、一度も含み益が発生しないといつまでも逆指値が設定されず予期せぬ含み益が発生する可能性があります。

4.トレール注文が行えるのはPC版のMT4・MT5のみ・・・

トレール注文はPC版のMT4・MT5のみ利用可能です。

スマホ版のMT4・MT5、スマホ版のXMアプリでは設定ができませんのでご注意ください。

 

MT4・MT5でのトレール注文方法

実際のMT4・MT5での設定方法を解説していきます。

ちなみにトレーリングストップだけではないですが、MT4とMT5は文言が随所で微妙に異なります。

ですが機能はほとんど同じ場合が多いので、ニュアンスで感じ取っていただければと思います。

  1. まず売買注文を行う(注文時のトレール注文はできない)
  2. ツールボックス(ターミナル)で設定したいポジションを右クリック
  3. 「トレーリングストップ(トレイリング・ストップ)」から設定
  4. テンプレート以外の間隔を指定したい場合は「カスタマイズ(カスタム設定)」をクリック
  5. 設定が完了するとツールボックス(ターミナル)の該当ポジションの銘柄アイコンに「T」が描かれたアイコンに切り替わる
  6. 設定を解除する場合は1で「すべて解除」を選択

なお、設定時のポイントは、

1ポイント=0.1pips(0.1銭)

となります。

トレーリングストップを設定しているか忘れた場合などに確認するには、銘柄のアイコンを確認するか、上記の2のタイミングで確認が可能です。

確認方法が分かりづらいと個人的には思いますが、XM云々というよりMT4・MT5自体の性能でもあるのでどうしようもないですね・・・。

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