MT4・MT5便利ショートカットキー一覧!画像付きでまとめて解説

XMTradingで取引に使用するmetatrader製のMT4・MT5にも様々なショートカットキーが存在します。
普段利用する便利なものから、一体どこで使えばよいのか今まで分からなかった機能のショートカットキーを紹介していきます。
この記事では画像と一緒に簡単な機能解説も行っていますので、MT4・MT5の基本的なショートカットキーは理解・網羅しつつMT4・MT5の仕組みもなんとなくわかってくるかなと思います。
僕自身もショートカットキーを覚えることで煩雑だった操作をスムーズに行えて、よりトレードが楽に行えるようになった部分もあります。
一部機能には、当サイトの解説記事のリンクも掲載しておりますので、併せて見てもらえばより分かりやすく、もしくは新しい発見もあるかもしれません。
なお情報量が多い記事となりますので、目次を活用していただくことをお勧めします。。
チャート画面を操作するときのショートカットキー
→
チャートを右(現在方向)に移動します。
表示しているチャート画面の一定割合(10分の1程度)右へ動きます。
マウスホイールを後ろに引くのと同じです。
F12
チャートが1足分右(現在方向)へ移動します(ステップバイステップ)。
最も小さく右へ進むことができます。
PageDown
「→」より画面をより右(現在方向)へ移動させます。
表示しているチャートの時間幅分右へ動きます。
←
チャートを左(過去)に移動させます。
表示しているチャート画面の一定割合(10分の1程度)左へ動きます。
マウスホイールを前に押すのと同じです。
Shift+F12
チャートが1足分左(過去)へ移動します。
最も小さく過去へ戻すことができます。
PageUp
「←」より画面をより左(過去)へ移動させます。
表示しているチャートの時間幅分左へ動きます。
Home
表示している時間足で可能な限りの過去のチャート画面まで一気に戻します。
時間足によっては1970年代など確認が無意味なレベルの過去まで確認することができます。
End
現在のチャート画面まで一気に進みます。
「自動スクロール」を設定している場合は価格変更があるたびに「End」ボタンが押されているような状態になると思ってください。
↑
チャートの縦幅(価格帯)を固定している場合は、その幅を維持したまま下(より安い価格)へ移動させます。
価格帯のスケールを固定するにはチャートのプロパティ画面から設定が可能ですが、特に設定していない場合はチャート画面に表示されている価格スケールは常に収まるように最適化されているので、「↑」を押しても反応しません。
↓
チャートの縦幅(価格帯)を固定している場合は、その幅を維持したまま上(より高い価格)へ移動させます。
価格帯のスケールを固定するにはチャートのプロパティ画面から設定が可能ですが、特に設定していない場合はチャート画面に表示されている価格スケールは常に収まるように最適化されているので、「↓」を押しても反応しません。
テンキーの5
チャートの縦幅、つまり価格帯を手動で変更したりチャートのプロパティ画面からスケールを固定している場合に、テンキーの「5」を押すと自動でチャート画面に表示される価格の金額が収まるように最適化してくれます。
チャートのプロパティ画面からスケールを固定した状態で5を押すと、最適化された値でスケールが再固定されます。
そのため、またチャートを移動させると画面から足がはみ出すことになりますので注意が必要です。
+
チャート画面の1段階拡大して表示させます。
「Ctrl + マウスホイール後ろ」、スタンダードバーにある+の虫眼鏡のズームインマークなども同様の操作になります。
–
チャート画面の1段階縮小して表示させます。
「Ctrl + マウスホイール前」、スタンダードバーにある-の虫眼鏡のズームアウトマークなども同様の操作になります。
ファンクションキーを利用したショートカットキー
F1
Userguide(ユーザーガイド)、いわゆるヘルプ画面を起動します。
ユーザーズガイドにはMT4・MT5に関する情報、そしてテクニカル指標などの解説が日本語で確認できます。
ツリー表示で確認しやすく、日本語で解説されているので僕は重宝しています。
F2
MT4ではヒストリーセンターを起動します。
ヒストリーセンターとは、MT4・MT5のの開発元であるMetaQuotesが提供している過去のチャート情報がある場所です。
EA(エキスパートアドバイザ)などを使っていないのであれば特に気にすることはありません。
ちなみにMT5では銘柄(Ctrl + U)から取得することが可能です(バー数が制限されている場合はオプション(Ctrl + O)のチャートタブの「チャートの最大バー数」から上限を変更できます)。
MT5では専用のタスクマネージャーが起動します。
MT5内でのメモリ、CPUなどの消費・使用状況がわかります。
F3
グローバル変数の編集画面を起動します。
MT4・MT5で使用するグローバル変数を追加・削除できます。
F4
メタエディター画面を起動します。
EAやインジケータを作成・編集ができる画面です。
一般のトレードでは使用ないのですが、自分でインディケータやEAを作りたい、既存のインディケータを自分仕様にカスタムしたい方はこちらの画面からでも作成ができますよって場所です。
F5
MT4・MT5どちらも初期設定ではなにも設定されていないボタンです。
F6
ストラテジーテスター
EA、自動売買システムのテストができます。
詳細は使ったことがないので、省略します。
F7
EAを利用している場合は設定画面が起動します。
EAを使用していない場合は押しても特に反応しません。
EAについて知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
XMTradingのMT4・MT5に入ってるEA(エキスパートアドバイザ)とは?初心者向けに簡単に解説
F8
チャートのプロパティ画面を起動します。
チャート画面で右クリックしてプロパティでも開くことができます。
MT4・MT5のチャートのプロパティの設定方法を分かりやすく解説します
F9
オーダー画面(MT4ではオーダーの発注)を起動します。
ここから新規の成行注文、指値注文ができます。
チャート画面で右クリックして新規注文からでも、画面上部のスタンダードバーからでも同じ画面に行くことができます。
成行ですぐ注文したい場合はワンクリックトレードディング(ワンクリックトレード)でもいいかと思います。
F10
ポップアッププライス(気配値ポップアップ表示)を起動します。
気配値表示画面より若干詳細な気配値表示を行うことができます。
MT4・MT5の本画面とは別ウィンドウでポップアップ表示されるので、使い勝手がよい部分もあります(手前表示固定もあります)。
右クリックから最前面に当該画面を表示(手前表示固定)することもできます。
F11
選択しているチャート画面をMT4・MT5上いっぱいに全画面表示に切り替えます。
気配値表示やターミナルバーのウィンドウも後ろに回ってしまうので注意してください。
F12
チャートが1足分右(現在方向)へ移動します(上述)。
Ctrlキーを利用したショートカットキー
Ctrl+A
当該チャート画面に表示している画面下のインディケータのサブウィンドウの高さを変更していた場合、このショートカットキーを押すことで初期設定の高さに戻すことができます。
Ctrl+B
当該チャート画面のオブジェクトリスト(表示中のライン等リスト)を表示します。
オブジェクトを表示させていない場合でもオブジェクトリストを表示できます。
Ctrl+CまたはCtrl+Insert
グリップボードにコピーをします。
Ctrl+D
データウィンドウの表示・非表示を設定できます。
基本的にはカーソルを乗せたチャートの足の高値・低値・当時のスプレッドなどの情報を表示しますが、「直近」にチェックを入れれば最新の足の情報(左側)も含め複数のチャート情報が表示されます。
Ctrl+E
EA(エキスパートアドバイザ)の使用を有効化・無効化の設定を行います。
画面上のアルゴリズム取引(自動売買)が緑の再生マークになっていれば、EAが有効になっていることを表しています。
XMTradingのMT4・MT5に入ってるEA(エキスパートアドバイザ)とは?初心者向けに簡単に解説
Ctrl+F
当該チャート画面にあるマウスポインタを画面いっぱいの十字カーソル(クロスヘア)として表示します。
ツールバーにも十字マークからも同様の操作が可能です。
画面上で右クリックをするとクロスヘアは解除されます。
Ctrl+G
グリッド線を表示・非表示を設定できます。
チャート画面で右クリックでも同じ項目があります。
【XMTrading Q&A集】MT4・MT5でグリッド線をチャート画面から消したい、再表示させたい
Ctrl+H
当該チャート画面の左上に追加のデータライン(OHLC、四本値)を表示します。
データラインには左から最新のチャートのバーの始値、高値、低値、終値が表示されています。
もう一度押すと消えます。
Ctrl+I
当該チャート画面のインディケータリスト(表示中のインディケータ)を表示します。
インディケータが表示していない場合はショートカットキーを押しても反応しません。
任意のインディケータを選択して「プロパティ」をクリックすると該当インディケータのプロパティ画面を起動することができます。
Ctrl+K
当該チャート画面の左上に出来高(ボリューム)を表示します。
左から対象商品情報、データラインの次に表示されます。
データライン(Ctrl+H)を表示していないと可視化されませんのでご注意ください。
MT5のみのショートカットキーです。
同一チャート画面でティックボリューム(Ctrl+L)と同時表示ができませんので注意してください。
同時表示したい場合はボリューム系のインディケータから表示させた方がよいかもしれません。
Ctrl+L
チャート画面下にティックボリュームを表示させます。
いわゆる出来高です。
表示色はチャートのプロパティから設定変更が可能です。
表示されている場合は削除することができます。
同一チャート画面で出来高(Ctrl+K)と同時表示ができませんので注意してください。
同時表示したい場合はボリューム系のインディケータから表示させた方がよいかもしれません。
Ctrl+M
気配値表示の表示・非表示を設定します。
気配値表示ウィンドウでは、銘柄(通貨ペアリスト)やティックチャート、プライスボードなどが確認可能です。
Ctrl+N
ナビゲーターウィンドウの表示・非表示を設定します。
ナビゲーターウィンドウでは、取引口座のログイン変更やインディケータ・EAの起動などが簡単に行えます。
Ctrl+O
オプション(設定)ウィンドウを起動します。
自分が利用しているXMTradingの口座情報やMT4・MT5の詳細を設定できます。
Ctrl+P
チャート画面を印刷します。
Ctrl+R
テスターウィンドウの表示・非表示を設定します。
MT4だとF6と同じショートカットキーになります(F6だと非表示は不可)。
Ctrl+S
当該チャートをCSV、PRN、HTMファイルとして保存します。
デフォルトはCSVです。
Ctrl+T
ツールボックスの非表示・非表示を設定します。
ツールボックスは現在の残高やポジション状況、口座履歴が確認できる便利なものです。
Ctrl+WまたはCtrl+F4
選択しているウィンドウを閉じます。
閉じるボタンでも閉じることができますし、閉じる機能は様々な場所にあります。
Ctrl+Y
当該チャート画面に等間隔の区切り線を表示させます。
時間足ごとに表示の幅は決まっています。
・1日ごとの区切り→1分足~1時間足まで
・1週間ごとの区切り→4時間足
・1か月ごとの区切り→日足
・1年間ごとの区切り→週足と月足
Ctrl+ZまたはAlt+Backspace
消してしまったオブジェクトを戻すことができます。
戻らない場合もあるので注意が必要です。
Ctrl+F5
次のプロファイルに切り替えます。
プロファイルの一覧はメニューバーのファイルから「チャートのプロファイル(チャートの組表示)」から確認が可能で、Ctrl + F5では1つ下のプロファイルを参照します。
逆に1つ上のプロファイルを参照する場合はShift+F5になります。
Ctrl+TabまたはCtrl+F6
表示しているチャート画面の選択状態(アクティブ)を次のチャートに移します。
Ctrl+Shift+TabまたはCtrl+Shift+F6
Ctrl+F6とは逆に1つ前のチャートに選択状態(アクティブ)を移します。
その他のショートカットキー
Alt+B
板注文画面を起動します
表示されている場合は削除することができます。
Alt+D
ドッキングという機能を表示・非表示にできます。
ドッキングとは、当該チャート画面専用のスタンダードバーに近いメニュー画面を表示させる機能です。
チェックを外すと専用メニューが表示され、チェックを入れると消えます。
チャート画面が若干小さくなるのが難点と言えば難点です。
Alt+T
ワンクリックトレードディング(ワンクリックトレード)を起動します。
ワンクリックトレードディングとは指定したロット数を成り行き注文をワンクリックで行えます。
起動中だとワンクリックトレードが閉じます。
チャート画面で右クリックでも同じ項目があります。
Alt+1
チャートの表示形式をバーチャートに切り替えます。
メニューバーの「チャート」やチャート画面で左クリックでも変更可能です。
Alt+2
チャートの表示形式をローソク足に切り替えます。
メニューバーの「チャート」やチャート画面で左クリックでも変更可能です。
Alt+3
チャートの表示形式をラインチャートに切り替えます。
メニューバーの「チャート」やチャート画面で左クリックでも変更可能です。
Delete
選択したオブジェクトを削除します。
オブジェクトは選択していると線の先端に四角いマークが表示されますので、どれを削除対象にするか確認することができます。
Esc
ダイアログウィンドウを閉じます。
Escではチャートウィンドウやナビゲータなどの再度ウィンドウを閉じることはできません。
どっちにせよ×ボタンから閉じることはできます。
Backspace
直近で追加したオブジェクトを削除します。
「戻る」ボタンのような役割を果たします。
Enter
当該チャート画面の左下に高速ナビゲーションバーを表示します。
時間(12:00)や通貨(usdjpy)などを入力することで当該チャートを素早く切り替えます。
Alt+W
チャートの一覧が表示されるウィンドウ画面を表示します。
ここでチャート画面を選択しアクティブにしたり閉じたりすることができます。
Shift+F5
1つ前のプロファイルに切り替えます。
プロファイルの一覧はメニューバーのファイルから「チャートのプロファイル(チャートの組表示)」から確認が可能で、Shift+ F5では1つ上のプロファイルを参照します。
逆に1つ上のプロファイルを参照する場合はCtrl+F5になります。
Alt+F4
MT4・MT5を終了します。
MT4・MT5画面の右上の×ボタンと同じ操作です。