日本のFX会社は2018年にレバレッジ最大10倍になってしまうのか?
ニュースで、日本のFXの個人投資でのレバレッジが25倍から10倍になるんじゃないか?とながれていました。
実際に調べたら
金融庁は外国為替証拠金取引(FX)の証拠金倍率(レバレッジ)を引き下げる検討に入った。
日本経済新聞より
という記事がありました。
日本のマネーパートナーズという企業がその真偽を金融庁に確認したところ、以下の回答を得られたそうです。
(1) 証拠金倍率引き下げについては、個人投資家保護や金融機関が想定外の損失を被るリスク等の観点から様々な議論があるのは事実である。
(2) 証拠金倍率の引き下げを行う場合は、業者や業界に働き掛けて意見を聞き、手順を踏んで行うものであり、金融庁が一方的に行うということはない。
どうやら日本で現在のレバレッジについて規制をするかの議論が行われていることは本当のようです。
ただ10倍と言うのは有識者の推測の範囲を超えないものでしょうが、明らかにレバレッジを下げる目的は明確で、現在の日本の最大レバレッジ25倍の上限修正のため作業に入っているようです。
過去日本では2010年に50倍までに、さらに翌年2011年には現在の倍率25倍まで引き下げられました。
実に6年振りのレバレッジの上限修正の可能性があります。
これには様々な要因が孕んでいると言われています。
一つについ最近のスイスショックのように過度な暴落暴騰があった際にFX会社の倒産のリスクが挙げられます。
倒産するということはトレーダーの負債を背負って倒産するという意味にも近く、つまりトレーダーの多額の負債を回収しきれず倒産してしまう意味になります。
現在日本では相当な数のFXトレーダーがおり、そのトレーダーの多くが負債を払えなくなった場合、当然会社は倒産してしまいます。
次に昨今の日本では公営以外のギャンブルじみたものの取り締まりが強化されています。
最近ではパチンコ・パチスロ(これは厳密に言えばギャンブルではなく遊戯に入るそうです)も射幸性を抑えるよう現在の出玉性能を抑える動きがあり、パチスロではすでにその規制が始まっています。
FXもレバレッジというスパイスを持って厳密にはギャンブルではないですが、国の目が全てとどかない中でのリスクやリターンがある行為への規制が強化されているようです。
では、XMのようなマイナス残高リセット・ゼロカットをすれば投資家には影響はなくレバレッジも維持できるのではないか?と思う方もいると思います。
これは残念ながら不可です。
日本には法律で、金融商品の損害補填は不可、ていうか違法になります。
XMは損害補填が違法ではない国に会社がある為ゼロカット制度が成り立っていますが、日本のFX会社はゼロカット制度を行いたくても法律的に不可能なのです。
仮にレバレッジが10倍になるとどうなるか。
単純に軍資金(証拠金)が2.5倍多く必要になります。
仮にドルで10万通貨を持とうとすると今までだとざっくり40万行かないくらいのお金で済んだのが、レバレッジ10倍になると100万円必要になります。
1000通貨でも1万円程度必要な計算です。
これは憶測ですが、FX会社がいきなりレバレッジ10倍を施行した場合、ポジションを持ち続けていたトレーダーの一部は強制ロスカットになる可能性があり、不可避な負債を招く恐れさえあります。
そうはならないよう、タイミングや倍率、告知や周知を協議しているのだとは思いますが、小額で取引していたトレーダーにとっては痛い話です。
現在のところ、確定した話はないですが2018年にも行われる可能性があるレバレッジ上限修正。
日本のFX会社を利用しているトレーダーはしっかり時期を確認したほうがいいでしょう。
またこのサイトはXMの情報サイトで、今はレバレッジ最大888倍のゼロカット制度があり投資額以上のリスクはないですし、一定額までは残高保証もしてくれますが、もし大きな経済ショックが来た時に追証はないでしょうけど出金できるのかはFXを行う以上いつまでも付きまとうリスクですね。
僕もこまめに出金してそのような事態に備えたいと思います。
あ、出金出来るほど残高ありませんでしたw